最近よく聞く偲ぶ会・お別れ会って?

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偲ぶ会・お別れ会、みなさん一度は聞いたことがある言葉ではないしょうか?
通夜と葬儀は親族だけで執り行い、「偲ぶ会・お別れ会」を友人や知人、会社の同僚に向けて日を改めて行うケースが近年増えてきているんです。

今回は名前は聞いたことがあるけど、偲ぶ会・お別れ会って結局なんなの?偲ぶ会とお別れ会自体何が違うの?と、思っている方に向けて記事を書いていこうと思います!

記事を読んで貰うことによってみなさんの葬儀の際の選択肢がひとつでも増えればうれしく思います。
私自身も偲ぶ会・お別れ会に実は参加したことがないので、勉強のためにも今回こちらをを選ばせて頂きました(笑) 一緒に知識として覚えていければ良いと思います!では早速いってみましょー!

1.偲ぶ会とは?

人が亡くなったときに執り行われる形は、故人の家族や親しかった友人などを集めて送り出す葬儀が一般的ですよね。
しかし、近年では家族葬などで執り行われるケースも増えており友人たちがお別れをするタイミングが失われるケースもしばしばあります。
【偲ぶ会】はそのような場合に葬儀の後日、故人に縁のあった方に集まっていただき開催する会のことを指します。

もともとは、著名人や芸能人など広く名の知られた方が一般人のファンの方に向けて開催することが多かったのですが、現在では一般人の方でも趣味などで多くの人と交流があった際や諸事情などで多くの人を葬儀で呼ばなかった場合に開催するケースも増えてきています。

近年の芸能人の偲ぶ会では、2021年に亡くなった昭和の名俳優の千葉真一さんの偲ぶ会・お別れ会が何かと話題になりましたね。異母兄弟間の軋轢(あつれき)があり、長女・真瀬樹里さんが開催した偲ぶ会、長男・新田真剣佑と次男・眞栄田郷敦が開催したお別れ会が同日に開催されて大混乱を招いたことが記憶に新しい人も多いのではないでしょうか。
死語1年以上経過した今でも肖像権や著作権で揉めているという話しも聞かれます。亡くなられた千葉真一さんの為にもはやく和解できれば良いんですけれどもね・・・
私も姉が一人いますが兄弟の仲は良くしていこうと肝に銘じました(笑)

話しは戻りますが、【偲ぶ会】は葬儀と同様の意味を持っており、故人を偲びお別れ告げる場です。

また、偲ぶ会では葬儀と違い、宗教の色合いが薄いもので、日時や形式などに囚われず自由に設定できます。ですので、参加者も前もって予定を組むことができる利点があります。準備期間においても余裕があり家族の負担も減ります。

ホテル会場や故人の好きだった場所など、どんな場所で開催するか、どんな内容で開催するかなどがいろいろ選ぶことができるのも偲ぶ会の利点のひとつといえますね。

注意点としては自由度が高い分、参加者においてはドレスコードがない場合などは、会場に合わせて服装を気を付けたり、香典なのか会費なのか、などもしっかり確認しておく必要があります。

2.お別れ会とは?

実は【お別れ会】【偲ぶ会】と内容は変わりません。

【お別れ会】も諸事情などがあり多くの人を葬儀に呼べなかった場合などに開催されるケースが多いです。

特に定義も決まっているわけではないので【お別れ会】【偲ぶ会】どちらの言葉を使っても間違いではありません。

3.「偲ぶ会」と「お別れの会」の違い

次は最初にも書いていましたが、「偲ぶ会」「お別れの会」の違いを解説していこうと思います!
結論からいうと、どちらも内容的には同じで、表現の仕方が違います。

呼び方に関しては明確な定義は実はないんです!
じゃあどう違うの?と、思いますよね。

一般的には開催時期によって呼び名を分けることが多いです。

葬儀の後、数か月以内で主に四十九日の前に開催されるものを「お別れの会」
それ以降を「偲ぶ会」と呼ぶ場合があります。

いつまでに開催しなければならないという決まりはなく、1年後や数年後にも開催されるようなケースも見られます。

まとめると、今の段階ではどちらの言葉も同じように使って間違いではありません。
家族葬が増えている現在、「偲ぶ会」「お別れの会」が増えることも予想されます。

将来的に、この二つの言葉にも明確に意味が線引きされる時がくるかもしれませんね!

4.偲ぶ会(お別れ会)を行うメリット

偲ぶ会(お別れ会)を行うことは、主に2つのメリットがあります。

故人とのお別れの場を用意できる

偲ぶ会を行うと、葬儀に参列できなかった故人の友人・知人に、故人とのお別れの場を用意できます。先ほども同じことを書きましたが、偲ぶ会は準備期間を十分に取りやすく、関係者が余裕を持って予定を組めることも大きなメリットとして挙げれると思います。

自由度が高く、故人の意向を尊重した形式で開催できる

こちらも前述しておりますが、偲ぶ会は宗教儀礼ではない事がメリットとして挙げられます。葬儀のように厳格な内容にする必要はありません。故人の意向を尊重した形式で開催できること、故人の趣味をテーマにしたり、故人との思い出をスライドショーで流したりするといった企画も行えて自由度の高さも魅力のうちのひとつですね!

5.偲ぶ会の代表的な形式

セレモニー形式

セレモニー形式の偲ぶ会は、告別式に近い形で行う比較的フォーマルな会です。
会場正面に祭壇と故人の遺影写真・生花を飾り、祭壇の前に参列者用の座席を並べます。

セレモニー形式は式次第をしっかりと組み立てて、司会進行に従って執り行うことが特徴です。
偲ぶ会を厳かな雰囲気の中で行いたい場合は、セレモニー形式を選ぶと良いでしょう。

セレモニー形式での服装は一般的には喪服かそれに準じたフォーマルな服装が良いとされています。
お別れ会の招待状には服装は「平服」でと指定がされている場合がありますが、これは普段着でよいという意味ではないので注意ですね!
ただし、故人や主催者の「喪服を避けるべき」という意向が明確な場合はそれに従ってください。
具体的なドレスコードの指定がないのであれば、男性ならばダークスーツ、女性であれば黒のワンピースやスーツなど、フォーマルで落ち着いた服装を着用していけば良いでしょう。

会食パーティー形式

会食パーティー形式の偲ぶ会は、式次第の中に会食を組み込んだ比較的カジュアルな会です。
会場正面には祭壇などが飾られているものの、テーブルと料理も用意して、参列者が会食を楽しめるようになっています。

会食パーティー形式では、参列者による献花や退出のタイミングは自由であることも特徴のひとつですね。式次第の進行も和やかな雰囲気の中で行い、故人の遺族と知人・友人が互いに思い出を語り合う時間が取りやすい形式になっています。

会食途中での退場や献花だけでも参加できる場合もあり、会食パーティー形式の会場には、ホテルや宴会専門の施設を使用するケースが多くあるのも特徴ですね!

6.まとめ

今回は最近よく耳にする、【偲ぶ会】【お別れ会】について書かせて頂きました!
私も参加したことがない会なのであまりどのような会なのかなどの具体的なお話しが出来なかったことが悔いに残ります(泣)
機会があって偲ぶ会に参加できた際にはその時の様子もレポート形式でこちらのブログに載せれたら良いかなと思っています。

これからどんどん需要が増えてきそうなジャンルのひとつですので是非ともブログを読んだみなさんも頭の片隅にでも【偲ぶ会】【お別れ会】を覚えておいても良いでしょう!
前回の弔事のマナーでも書きましたが、昔に比べどんどん冠婚葬祭のマナーも変わっていますね。
私も変化についていけるよう日々アンテナをはっていこうと思います。

ではまた次回のブログでお会いしましょう!


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