実は身近な仏教のことば・ことわざ2

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先月のブログに書かせて頂きました、仏教のことば・ことわざの第二弾!

書ききれなかった分がまだまだあるので何回かに分けて書いていこうと思います。

では早速第二弾いってみましょう!!!

1.一蓮托生

一蓮托生(いちれんたくしょう)

スポーツの世界でもよく使われる言葉ですね!
「一蓮托生の関係」、「一蓮托生で勝利・優勝を目指していこう」など良く耳にすると思います。

元々の意味は死後に極楽浄土にある同じ蓮華の上に生まれ変わること。男女も国籍も、亡くなった順番も関係なく、極楽浄土では神聖な蓮の花の上にいられることを表します。
托生とは生まれた場所に身をゆだねるという意味があり、そのことから「一連」の上に一緒に「托生」する事から、現代では運命を共にするという意味になっていったと言われています。

良くも悪くも個人より集団を優先する日本人らしいなあと感じて、この一蓮托生という言葉は私は気に入っています!
結果はどうであれ運命共同体!なんだか侍魂?を感じますね!

もしかしたらサッカーW杯が現在開催されていてそれに感化されてるだけかもしれませんが…(笑)
ガンバレ日本!!!

2.盤石

盤石(ばんじゃく)

盤石とは極めて堅固なこと。ものすごく硬く、ビクともしないこと。大きな岩のこと。

おまえはまたスポーツにかけて選出してないのか…?と思われた方もいますよね。
その通りですよ!だってW杯がいますごく熱いから………許してください(笑)

それはさておき盤石とはなんの石なんだろう?

実は不動明王(すごく怖い顔をしているのが特徴の有名な五大明王の一つです。)が座っている台座の事なんです。そしてその台座が金剛石(ダイヤモンド)で出来ていると言われています!


ダイヤモンドといえば言わずもがな世界で一番硬いといわれている超高級な宝石!
そのことから金剛石(ダイヤモンド)は強度がすごく高く、ビクともしないことから、「盤石な状態」などと使われるようになりました。

盤石に関しては諸説ありますが、お経の中にも不動明王が金剛石に座っているという文言が出てくる為、この説はかなり有力だと言われていますね!

日本代表もW杯の本戦は【盤石の布陣】でベスト8……いや!優勝をしていただきたいですね!
ガンバレ日本!!!(結局今回もW杯を話しに出してしまった…)

3.刹那

刹那(せつな)

「ほんのわずかな、極めて短い時間」という意味の言葉ですね。

日常的に使用する言葉なので知ってる方も多いと思います。

語源は、古代インドで使われていたサンスクリット語の「Kasana」からきていて、発音に漢字を当てた言葉が現代で使われる「刹那」と変化していったんですね。

ちなみに刹那ってほんのわずかな時間だけど具体的にはどれくらいの時間なの?と、疑問に思った方もいると思います。諸説ありますが、「1/75秒」ほどだったみたいですね!小数点に直すと0.13333秒、まさに一瞬!と、思いきやそうでもなかったです。個人的に刹那はもっともっと短いのかなと思っていました(汗)

また、意外と間違った使われ方をしている人も多い言葉で、例えば「俺は刹那的に生きているんだ!」と、プチ自慢気に話す人がいますが、これは一瞬を生きているという意味ではなく、刹那の後に的が入ると、「後先を考えずに、将来を考えずに」というマイナスの意味になってしまいます。
なので、使うときはご注意ください。私は間違って使った事があり、これを書きながら恥ずかしい思いをしています(笑)

4.有頂天になる

有頂天(うちょうてん)

元々の意味は仏教において天上界における最上の天を意味する言葉だったんです!

そこから転じて得意の絶頂にある様という意味で、我を忘れてしまうほどの喜びや、物事に非常に熱中して夢中になることという意味もあります。

一般的な使い方の有頂天になるというケースでは受験や面接に合格する。贔屓のスポーツチームなどが優勝する。ことなどが挙げられます。(またW杯の話題…?)

最上級、絶頂ということからも飲食店でもよく使われているイメージありますね!!!

基本的にはポジティブな意味合いで使われますが、「あいつは有頂天になっている」など、調子に乗っている。視野が極端に狭くなって、天狗になっている。と、ネガティブな使われ方もされていますね。

有頂天という言葉が珍しいなと感じた事があり、仏教由来の言葉だと厳しい修行の先に乗り越えてきた、耐え抜いてきた結果、「有頂天」になる。という意味なのかなあと思っていたのですが、実はただ喜びの絶頂にいるという言葉だというところです。

あまり深くない点も含めて有頂天という言葉だなあと思いました。

そして言いたくて言いたくて喉元まで出かかっていたサッカーの話題は今回我慢!日本代表が今回良い調子だからって私が有頂天になって本筋から逸れてしまわないよう気を付けないといけませんね!
サッカーだけに足元を掬われないように気を引き締めて書いていきます(笑)

5.心頭滅却

心頭滅却」(しんとうめっきゃく)

あまりにもサッカーの話題を絡ませてるので、あえてこの言葉をチョイスしました。
以後は多分真面目に書いていこうと思いますのでよろしくお願いします(笑)

ことわざの「心頭滅却すれば火もまた涼し」とは、無念無想の境地に達すること。雑念を排して集中すれば、火の中でも涼しく感じるということ。困難な状況にあっても、超越した境地にあれば、苦しくないということ。

こちらもよく使われる言葉ですね!雑念があるときなどに使われるイメージです!

ちなみに心頭とは「頭・心の内側」、滅却とは「消し去る」こと、無念無想とは、「心が澄みきって邪念が一切ない状態」のことです。
そして「心頭滅却すれば火もまた涼し」は1582年に甲斐国(かいのくに)の恵林寺(けいりんじ)が織田信長に焼き討ちされた時、住僧の快川(かいせん)が言った言葉と言われています。

北海道は12月に入ってから4月ごろまで寒い時期が続きます。このご時世値上がりラッシュで暖房代も上がってきているところ、私も心頭滅却して冬を乗り切っていこうと思います!

6.アバター

最後に紹介するアバターは特に身近な言葉ではないかもしれませんが、ご紹介させていただきます!

何故ならあの有名な映画アバターの新作が13年ぶりに公開されるからです!!!
個人的には前作も面白かったのですごく楽しみです!そして紹介理由はそれだけでした(笑)

単語としては聞いたことがある人が多いと思われるこのアバターという言葉、実はサンスクリット語のアバターラが語源となっており、アバターラの意味は神の「権化」「化身」という意味なんです。
てっきり英語が元かと思っていました(汗)

現代ではSNSやネットゲームなどで自分自身のキャラや前述した映画の意味でよく使われていますね。

アバターは神仏が姿を変えてこの世に現れること。本来はなかなかに凄い意味だったんですね!

まとめ

今回も先日に引き続き身近な仏教のことば・ことわざを紹介させていただきました。
(2.3割関係のない話しを混ぜてしまいましたが……)

これからも葬儀に関連のない話題を織り交ぜながらブログを更新していくと思いますが、どうか優しい目で見守って、そして記事を読んでいってください!

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