『断捨離』と仏教の関係~生前整理・遺品整理~

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 ブログをご覧の皆さま、こんにちは。
新年度も早一か月経ちましたね。新しい環境に身を置かれた方は、もう慣れて来た頃でしょうか。
疲れが溜まった方も、今年の最大9連休あるGWで疲れも吹っ飛んだのではないでしょうか?
月火は平日だった為、働いてる企業も多い中、9連休あった方は全くもって羨ましい限りですね(笑)
コロナに関する規制も徐々に緩やかになって来ていますので、海外や国内での旅行に行った方も多かったのではないでしょうか。

 さて今回は、初給料やGWで色々な物を買った方向けの『断捨離』をテーマを書いていきます。
『断捨離』という言葉、多くの方が耳にした事が有ると思います。
実はこの言葉、仏教と関係があるんです!
そして断捨離とも関係がある『生前整理』『遺品整理』について、いつもながら簡単にはなりますが話を進めて行きたいと思っています。

ぜひ、最後までご覧ください。

1.断捨離とは?

断捨離】 不要な物を断ち切り、物への執着心をなくすことで、身軽で快適な生活や人生を手に入れようとする考え方のこと。

断捨離のそれぞれの文字には、

『断行』(だんぎょう)→入ってくる不要な物を断つ

『捨行』(しゃぎょう)→家にあるずっと不要な物を捨てる

『離行』(りぎょう)→物への執着心を無くす

という意味があります。その三文字を合わせて【断捨離】というんですね!

断捨離は単なる片付けとして認識されている方も多いと思います。しかし、ヨガの思想が元になっていて、片付けとは異なるものとされているんです。つまり、断捨離は単なる片付けではなく、物を捨てることにより執着心をなくし、身軽で快適な生活や人生を手に入れようとする思想の事だったんですね。

仏教とヨガは別物であると言われますが、「物に執着しないようにしよう」という考え方は同じような指針を持っていると言えます。実はお釈迦さまが仏教を始められた時代にも、自分の持ち物に執着し、それによってストレスを抱えるという苦悩があったと言われており、その悩みに、このように答えられたそうです。

「これは自分の持ち物である」とこだわると、それがストレスの原因となる。
だから私は、持ち物に執着しないのです。

次に、「どうして持ち物に執着するとストレスになるのでしょう?」という問いに対して、
お釈迦様は次のように詳しく答えられています。現代風に超訳でお伝えします。

「私は持ち物に執着しない。故に、もしブランド品の服を無くしたとしても、「何日も探し回っているのに見つからない。困った困った。」とイライラすることは決して無い。故に、私は幸せなのだ。

これらの事から断捨離とヨガ・仏教との関わりがなんとなくお解りいただけたと思います。
では実際に断捨離を始めるにあたっての手順や効果・メリットについて説明していきます。

断捨離の効果・メリットについて

①「節約効果がある」
家の物を整理整頓すると、無駄な物を購入することがなくなり、多分お金が貯まっていきます(笑)
例えば、洋服ダンスやクローゼットの中を目一杯に収納していると、自分がどのような服を持っているのか忘れてしまい、同じような服をまた買ってしまうことになりがちですよね。
必要な服だけが有る状態にしておけば、そのような無駄な出費を防止できます。
日用品などの収納スペースも断捨離によって在庫の量が一目で分るようにしておくと、足りない分だけを買い足せるようになり無駄な出費を防げますね。
また、冷蔵庫の中も同様に整理しておけば、期限切れが近い食材があるのに気付かずに買い足してしまうということも無くなります。

②「時間に余裕ができる」
断捨離を行うと物の位置を把握しやすくなるため、探し物をする時間を減らすことができ時間に余裕を持つことができます。いつも置いてあるはずの車のカギやテレビのリモコンが無く、探すのに苦労した経験がある方は多いのではないのでしょうか?
特に急いでいる時はイライラしてしまい、気持ちの面でもマイナスになってしまいます。
断捨離を行えば、すぐに物を見つけやすくなるために時間や心に余裕が生まれますね!

③「部屋も気持ちもスッキリする」
断捨離を行うと部屋も気持ちもスッキリします!
部屋に物が多いと視界から入る情報が多くなり、それだけでストレスを感じてしまいがちです。また、心のどこかで「片付けなければならない」と思ってしまい、更にストレスを誘発させてしまいます。
断捨離を行えばこのようなストレスを軽減することができ、日々の暮らしの満足度も高めることができるかもしれません。

断捨離の手順

①「必要・不要・保留」で分類する
まず片付ける場所の物を全て出し、上記3つに分類します。残しておくか捨てるかで迷ったものは保留にしておきましょう。

②残す物の量や数を決める
次に必要な物をどのくらい残すのかを決めます。
決め方としてはライフスタイルに合わせて決めることがお勧めです。例えば、洗濯の頻度が少ないという場合には、ある程度の余裕を持って、服は残しておきましょう。減らし過ぎると、着る服が無くなってしまい困ることになりますよね(笑)
また、来客の人数や頻度によって、食器を残す数もかわってくるでしょう。
ライフスタイルに合わせて、減らし過ぎず増やし過ぎず、を心がけてみて下さい!

③「必要」な物をジャンル分けする
ジャンル分けのやり方としては、使用頻度の高いものや低い物を分けることがお勧めです。
使用頻度の高い物は取りやすい位置に置き、頻度の低い物は奥の方に置いておくと良いでしょう。

④「保留」は専用の箱に入れて、時間をおいて判断する
最後に、保留の物は専用の箱に入れて時間をおいてから判断する事がオススメです。
時間をおいてといっても、見直す期日をしっかりと決めておき、判断することがポイントです。
目安としては、1ヶ月前後で見直しましょう。
また、思い出が詰まっている物に関しては「思い出ボックス」を作成しその中に保管しておくのも1つの方法です。思い出が詰まっている物は無理に捨てるのではなく、苦しい時や上手くいかない時などに見返したりして元気を出すためにも、専用のボックスに保管しておく事をオススメします。

2.生前整理とは?

生前整理】 生きているうちに自分の財産や持ち物などを整理して、不要な物や遺族が処分に困るような物をあらかじめ処分しておく事。

 先程からお話している断捨離という言葉が示すように「物」を捨てたり、誰かに譲ったりして「減らすこと」が大きな目的となります。処分できなかった物について、どれをどのように処分するかを誰かに依頼しておくことも生前整理のひとつと言えるでしょう!
また高齢になって子供と同居したり、高齢者住宅や介護施設等に入居したりするときには、現在の家にあるもの全てを持って行くわけにはいきません。家の中がゴミ屋敷のようになってしまって、自分や家族が生活しづらい場合や、介護する人が困るという場面もあるでしょう。これらのように死後に備えるのではなく、生前に必要に迫られて荷物の処分を行うことを「生前整理」と呼ぶ場合もあります。
こちらは時間との戦いです。深く考えずにバッサリと切り捨てる覚悟が必要です!

 生前整理はある意味、長年の暮らしを変えることでもあります。
死後の準備であるとともに、人生後半期の生活を考えるという点で、「終活」の中では、どんな人にも関係が深い分野です。生前整理には体力・気力が必要なので、高齢になってからではなく50代60代の世代の人こそ、始めてみてはいかがでしょうか?

3.遺品整理とは?

 遺品整理とは、字のごとく亡くなった方の物を整理する事です。
しかし単なる遺品のお片付けではありません。
なぜなら遺品整理は故人と遺族・身近な方の双方のために行うものだからです。

 最初のテーマにも記しました断捨離において重要なのは、「その品が必要か・不要か」のみでしたが、遺品整理に重要なのは遺された遺族らの「想いを汲み取ること」です。
遺族や身近な方がこれから過ごす毎日が穏やかで安心できるものになるように「心と住まいの整理をする」ことが遺品整理の目的といえるでしょうね。

まとめ

 今回は断捨離に始まり、生前整理・遺品整理について話を進めてみました!
慣れ親しんだものや関係を「捨てる」ということは難しいと思います。
時間がある際に少しづつで良いので行っていく事で、ご家族様の負担も後々減っていく事でしょう。

ではまた次回の記事でお会いしましょう!!!



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