喪中、喪中はがきについてあれこれ

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年の瀬になってきましたね。ブログを読んでいる皆さんはもう年末年始のお休みに入りましたか?
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今回は、出す時期は過ぎてしまいましたが、喪中や喪中はがきについて書いていこうと思います!
簡単に書き方も一緒に載せていきますので是非最後まで見ていってください!

1.喪中とは?


喪中【もちゅう】

ひらがなで書くとなんだかかわいらしく見えますね(笑)

喪中とは遺族や親族が個人をしのぶ期間のことで、おおまかには一周忌法要が終わるまでとされています。喪中の「喪」は、故人の死を悲しみ、日常生活がままならない状態を表していて、喪中の期間には、残された人が悲しみが癒えて日常生活が通常のように戻るまでの期間、と言う考え方があります。

ただ、喪中の期間は近縁関係によっては期間が異なってくるのが一般的です。
目安は以下の通りとなっています。

【父母、義父母、養父母】12ヶ月~13ヶ月
【子ども、祖父母】3ヶ月~6ヶ月
【兄弟、姉妹】1ヶ月~3ヶ月
【祖祖父母、叔父叔母、伯父伯母】喪中としない

喪中の期間が近縁関係で違うということは調べて初めて知りました。
親族が亡くなること自体頻繁ではないのでなかなか知る機会がないですよね。

2.忌中とは?

忌中【きちゅう】

喪中の説明をしたところで対でよく出てくる忌中の説明もしていきますね。

忌中は端的に言えば、四十九日法要を迎える49日間のことです。
四十九日法要を終えることを「忌明け(きあけ)」と言います。
仏教では人は死後、冥土(めいど)とよばれる薄暗い世界を49日間旅をして、49日目に閻魔大王から下される来世の判決を待つと言われています。
本来の意味は来世が決定する49日までの間は、遺族や親族は喪服を着て外出を控えなければならないとなっていますが、現在ではその意味合いは薄れて、忌中にはお祝い事を控えるなどの風習だけが残されていますね。

まとめると、

喪中【もちゅう】は遺族や親族が個人をしのぶ期間
忌中【きちゅう】は四十九日法要を迎えるまでの期間

こう覚えておけば間違えないで済みそうですね!

ちなみにだったのですが、神社等の神道の忌中は50日間、キリスト教は忌という考え方がなく、忌中自体がないみたいですね。ただ、日本では忌中の風習にならってキリスト教のプロテスタントは亡くなってから1ヶ月後の召天記念日、カトリックでは亡くなってから30日目の追悼ミサまでを忌中としているとのことでした。

3.喪中と忌中で控えること

次は喪中と忌中の期間中に控えた方が良いことです。よくいわれるNG集ってやつですね(笑)

調べてて思ったのが、意外と現代ではそこまで風習にとらわれず、線引きが緩くなってきているなあと感じました。私自身喪中の期間中に控えた方が良いことをしてしまったりしていたので勉強になりました。

地域や信仰によって若干変わってくるので一概には言えませんが、下に記載しているものが、一般的に言われている控えたことが良いこととなっています。

忌中に控えること

結婚式などお祝い事への出席、婚姻届け、旅行、年始の挨拶、神社へのお参り、鏡餅や門松などの正月飾り、おせち料理作り、引っ越し

喪中に控えること

結婚式などお祝い事への出席、旅行、年始の挨拶、鏡餅や門松などの正月飾り、おせち料理作り、引っ越し

喪中に控えなくても良いこと

婚姻届け、神社へのお参り、お中元やお歳暮などの贈り物、年賀状

私自身は契約を済ませてさあこれから引っ越しするぞ!って時に祖母が亡くなったことがあり、その際には普通に引っ越しをしました(汗)
その際、両親からは「引っ越しの時期に大変なこと重なっちゃったね~。引っ越し大丈夫?何か手伝うことあるかい?」などと言われていたので、私の両親が喪中の期間引っ越しがNGなのは知らなかったのか、線引きが緩いのかどちらかだったのでしょうね。

4.忌引き

忌引き【きびき】

会社勤めの方はよく忌引きという言葉を聞くと思います。私は恥ずかしながら、社会人になりたての頃は忌引きがよくわかっていませんでした。正確にいうと忌引きの意味は知ってたのですが、漢字を知らず、カタカナで【キビキ】だと思っていました。恥ずかしい限りですね(笑)

忌引き【きびき】とは、葬儀や法要に出席しなくてはならず、忌中に学校や会社を休むことを言います。期間については学校や会社によって異なりますが、一般的には以下の目安となっています。

【配偶者】10日間

【父母】7日間

【子ども】5日間

【祖父母、兄弟、姉妹】3日間

【叔父、叔母、孫】1日間

【配偶者の父母】3日間

【配偶者の祖父母、兄弟、姉妹】1日間

これを書くとウチの会社忌引きの期間短くねえか!?と、なりかねませんが、あくまで一般的な話しであって、特に決まりはなくちゃんと会社や学校の指定に従ってくださいね(笑)

5.喪中はがきとは?

みなさんも一度は届いたこと、送ったことがあるであろう喪中はがきの説明です。
喪中はがきを送る際、届いた際のルールは覚えておくことを是非オススメします。
あっ・・・この人喪中はがき貰っているのにこんなことしてるよ・・・と、言われないようにしたいところですね(汗)
ではさっそく喪中はがき自体の説明、送る際、届いた際のマナーについて書いていこうと思います。

喪中はがきとは、一年以内(喪中期間中)に新年の挨拶状を辞退する、はがきのことをいいます。
正式には年賀欠礼状といい、近親者が亡くなり喪に服している間に年が明ける場合、新年の挨拶を遠慮するという旨を伝えるものです。

故人との血縁関係などによって喪中期間は異なってきますが、現代では亡くなってから1年間という方が多いようですね。また、喪中はがきを受け取った側は、その差出人には年賀状を送らないなどの配慮をするのが一般的です。

喪中はがきはいつ出すの?

上記でも説明していますが、喪中はがきは、新年の挨拶を控えることをお知らせするはがきです。
考えればわかりそうなことですが、その目的を考えると、受け手が年賀状の準備をする前に届いている必要がありますよね。

したがって、可能であれば10月の中旬から11月下旬ごろ、遅くとも12月初旬にはポストに投函することがマナーです。遅れてしまうのはもちろんですが、早く送り過ぎるのも考え物ですね。

到着が遅くなると、喪中はがきが届いたときには、受け取る方はすでに年賀状を投函してしまっている可能性があります。
じゃあなんで早すぎるのもNGなのと思う方もいると思います。答えは、到着が早すぎても受け取る方が、年末までにその事実を忘れてしまう可能性が生じてしまうからです。

適切なタイミングで喪中はがきを出すように心掛けていきたいですね。
また、喪中であることを知っている親族に対しても、喪中はがきは送った方が丁寧と言われています。

喪中はがきの書き方

喪中はがきに書かなければならないことは、ズバリ!新年の挨拶を控えることとその理由です!

冒頭に「喪中につき新年のご挨拶を控えさせていただきます」という旨の文章を、目に付きやすい大きさの文字で書いていきます。
その次に故人の情報として、「誰がいつ亡くなったのか」を書いていきます。
※詳しく書くというより、「送付する人と故人がどのような続柄の人であるのか」、「故人の名前や年齢、亡くなった月」を書きます。

年齢に関しては、通常は年齢は数え年を使いますが、最近は満年齢を記すことも多く、どちらで書いても失礼になることはありません。

続いて、「故人が生前にお世話になったという感謝の文章」を添えることが大切です。
「生前賜りましたご厚情に深く感謝いたします」などが良く使われていますね。

最後に、はがきの送付先の方へ今後の発展を願うメッセージを書きます。「皆様が健やかなる新年をお迎えになりますよう心よりお祈り申し上げます」といったような文章で締めくくります。

喪中はがきが届い際には

すでに訃報を知っていて、お通夜や葬儀などでお悔やみの気持ちを伝えている場合は、喪中はがきが届いても特に何かする必要はありません。
もし新年の挨拶がしたい場合には、松の内(1月7日、一部地域は1月15日)が明けてから立春(2月4日)までの間に寒中見舞いで挨拶をするのが良いとされています。
寒中見舞いのはがきを送る際には、お悔やみは述べずに挨拶のみにとどめましょう。
挨拶状とお悔やみを同時に送ることはマナー違反とされています。

また、近年では家族葬など、故人と親しかった近親者のみでお葬式を行うケースも増えています。このような場合、喪中はがきを受け取ってはじめて訃報を知るということもありえます。
このような場合は故人や遺族との関係によっては、香典や、進物用のお線香などお悔やみの品を贈ることもあります。

葬儀や香典返しが済んで一段落しているころに、かえって手間や気を使わせてしまう可能性もあるため、一周忌などの節目の時期にお線香やお花などを贈るのがスマートですね。

6.まとめ

今回は喪中や忌中、喪中はがきについてあれこれを書かせて頂きました!

ブログを上げる時期が年末になり明らかに喪中はがきを出す時期は過ぎてしまいましたが、勝手に私自身まあ良いのかと思っています(笑)

喪中はがきは以外と届くことが多いので知っておいて損はないかと思って書かせて頂きましたが、意外と知らないマナーやルールがあって書く側としてもとても面白く勉強になりました!

そして今年はこちらが最後の記事になります。
今年も早いもので、残すところあと僅かとなりましたね。
来年もどうぞよろしくお願いいたします!

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