近年流行りを見せている『終活』ってなに?

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ブログをご覧の皆さん、こんにちは!!!
4月に入り新年度を迎えましたね。街には小学生から社会人に至るまで、いかにもピカピカの姿で友達数人と歩いている光景を見る機会が多くなって来ました。1月のお正月にも1年の計を立てたりしますが、この4月の年度変わりもまた感慨深いものがありますね。私も数十年前、社会人に成り立ての頃はネクタイ1本結ぶのに随分と時間がかかり、遅刻寸前になったのも今ではいい思い出になっています(笑)

さて、今回のブログは、ここ十年くらい前から世間で流行りを見せている、『終活』について記事を書かせて頂こうかな、と思っています。皆さんは終活についてどのようなイメージをお持ちでしょうか?自分の死に直結することですからマイナスのイメージばかりをお持ちでしょうか?

その辺りを簡単にはなりますが、皆さんに理解していただけるよう頑張って書き進めて行きたいと思っています!是非、最後までお付き合い下さい。

1.終活とは?

 結論から簡潔に書いていきましょう!
終活(しゅうかつ)』とは、「自分の死後のための準備」と考えがちですが、実は「これからの人生をより良く生きるために、一旦自分の人生を整理する」ことです!

 死後のための準備と聞くと、何だか少し恐ろしいような気持ちになってしまう方もいると思います。しかし、終活とは決して後ろ向きなものではなく、それよりももっとポジティブなものなのです。終活は自分の死と向き合うことですが、死生観は十人十色で、年代によっても死に対する考え方や受け入れ方が異なります。まずは、終活という言葉が定着し始めた背景から知っていきましょう!

  終活とは「人生の終わりについて考える活動」を略した造語で、2009年に終活に関する書籍が出版された事を機に徐々に広がり始め、2011年には映画「エンディングノート」の公開や、2012年の「新語・流行語大賞」でのトップテン選出などを経て、社会現象を巻き起こしました。年齢を重ねれば健康状態だけでなく「死」と向き合う機会が増えますが、終活を行うことで、自分の置かれている状況を客観的に把握できたりもします。
 例えば「これまでの人生を振り返る」「残される家族のことを考える」「友人、知人、今までお世話になった方への想いを綴る」「やり残したことや叶わなかった夢などを書き出す」などを行うことで、これからの余生を通してできること・できないことの整理に繋がります。つまり終活とは、若い人たちがこれから先の長い未来に対して描く「人生設計」とは違い、完成した作品の手直しに近い「より現実的」なものです。現実的な事前準備ができてこそ、残された家族への負担も減らされせれますよね。

そして終活で得られるメリットは主に3つあります。

 1つ目は、自分の意志が家族に伝わり、老後の生活が前向きになることです。ただ、死を前提にする話は健常な人でも最初は戸惑うものであり、聞かされる側も驚いてしまう可能性が高いので、伝える時はまず「自身の健康状態から切り出す」のがポイントかと思います。

 2つ目は、残された老後生活が充実することです。死を人生のゴールとするなら、先行きが曖昧なゴールより、ある程度自身で把握できた方が残りの時間を有効に活用できるでしょう。

 3つ目は遺産相続のトラブルを回避できる事です。金銭が関わる遺産相続では「誰がどれだけ受け取れるか」が明確になっていないと、大きなトラブルに発展する恐れがあります。自分が生きている間に遺言書を残すことはもちろん、相続する相手とも話し合いを進めておきましょう。

2.具体的な終活方法の例

終活その1 エンディングノートを書く

「終(エンディング)」という字を使うものの、「死ぬ」ではなく「生きる」に焦点を当てるのが終活の目的です。終活のやるべき事の1つ目としてエンディングノートを書いてみましょう。

尚、エンディングノートについては、書き始めると長くなる可能性が大ですので、次回以降のブログで詳しく書いていければ良いかなと考えています。

終活その2 遺言書を書く

 終活でやるべきことの2つ目は、遺言書を書くことです。
「死人に口なし」とはよくいいますが、綿密に終活を行えばそのような事が起こることは基本的にはないです。ないと私自身も信じたいです(苦笑)
ここでは遺言書は何故書いた方が良いのか。また、種類や遺言書が無効になるケース等についてまとめましたので今後の為に是非ご覧ください。

●遺言書とは遺産相続を円滑にするための意志表示である

 遺言書の目的は、財産の相続人や分配を明確にすることです。遺産相続といっても収入ばかりではなく、借金などがある場合にはそれらも肩代わりしなければなりません。また、遺産相続には相続税がかかるため内容次第ではトラブルに発展するケースも存在します。大きなトラブルを事前に防ぐためにも遺産相続についての詳細を明確にしておくことが重要です。

●遺言書の種類を把握する

 遺言書が法的効力を発揮するためには、法律に定められた範囲内で書かれている必要があります。正式な遺言書の形式には「普通方式」と「特別方式」という2つの種類があり、一般的なケースでは普通方式を用います。普通方式は「自筆証書遺言」「公正証書遺言」「秘密証書遺言」の3種類に分かれています。

・自筆証書遺言→自分で遺言書を作成する方式です。手書きでなくてはならず、パソコン等を使った場合は無効とされる他、作成年月日を明記したりする必要もあります。

・公正証書遺言→公証役場にいる公証人によって作成・発行・保管されるタイプの遺言書です。公証人は公の権力を根拠に証明や認証ができる法律の専門家であるため、遺言書の安全・確実・真正という点では3種類の中で最も優れています。ただし「作成期間を要する」「費用が発生する」というデメリットもあります。

・秘密証書遺言→遺言書そのものは自分が作成し公証役場に持ち込んで保管してもらう方式です。内容を自分以外の誰かに知られずに済む、という特徴があります。ただ公証役場は保管のみを行うために、遺言書を開封した時点で記載に不備があった場合は無効になることもあります。

 ●遺言書が無効になるケース

 自筆証書遺言は手書き以外認められず、秘密証書遺言では記載の不備で無効になるケースがあります。その他、「押印や日付の記載がない」「日時が特定できない」「署名がない」「本人以外の人が書いた(署名も含む)」「共同(2人以上)で書いた」「相続する財産内容が不明確である」「公証人が2人以上いない状態で書いた」「公証人に身振り手振りで伝えた(口頭で説明しない)」などに該当する場合は遺言書として認められません。

終活その3 お墓を決める

 終活でやるべきこと3つ目は、お墓を決める事です!
自身が入る事になるお墓を決めておく事も終活の上で大事な事のひとつとされています。前回の記事でも触れていた散骨などのお墓に入る以外の選択肢も現代では増えてきていますが、ここでは多数の人が選択するであろうお墓の種類について書かせて頂きます。

お墓の種類

・公営墓地→各都道府県や市町村が運営している墓地です。限定された募集期間内での公募・抽選によって選ばれます。また公営墓地の所在地と同じ地域の住民でなければならない、等の条件があります。

・民営墓地→公益法人・宗教法人といった民間事業者が運営している墓地です。公営墓地に比べて購入する側に必要な条件や資格の制限が少ないといった点がメリットです。ただし公営墓地より購入費用が割高な傾向があります。

・寺院墓地→宗教法人が運営する寺院墓地では、寺院と「檀家(だんか)」の関係を築く事が条件になります。檀家とは、寺院にお布施と呼ばれる経済的支援をすることで、寺院が法要全般を担うという従来の日本に伝わる伝統的な制度です。

・永代供養墓地→主な運営者である寺院が永代に渡って故人のお墓の供養と管理をしてくれます。永代供養は納骨の際に使用料を一括で払い、その後の管理費も発生しないのが一般的です。

3.まとめ

 今回は終活について記事を書かせて頂きました!
終活とは、より良い最期を迎えるための準備を行う大切な活動の事です。遺された家族の負担を減らすために役立つのはもちろん、自分の残りの人生を充実させる手段としても有効な方法ともいえます。
自分の老後について考えたいという方は、思い立った日からコツコツとはじめてみると良いと思いますよ!ご高齢になる両親や義理の両親がいる方々も彼らの残りの時間を充実させるためにも、終活を勧めてみてはいかがでしょうか?

この記事を書いてて思った事は、最後まで自分らしく生きるためには、死から目を背けず、限りある時間の上手な使い方を考えることが重要なんでしょうね。

今回も最後までお読み下さりありがとうございました。
次回以降のブログに終活において欠かせない「エンディングノート」について書いてみようと考えています。もしこの記事が参考になった。気に入った方は「エンディングノート」の記事が更新された際にも是非お読みください!

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